過去の取引から学ぶ【取引検証】シリーズ。
株式投資を始めてからの利益確定や損切りについて振り返り、今後の取引に活かしていきたいと思います。
私のポンコツ取引が誰かの参考になれば幸いです。
今回は【3782】ディー・ディー・エスでの損切りについてみていきます。
銘柄情報

銘柄名
【3782】ディー・ディー・エス
企業概要
生体認証システム会社。生体認証テクノロジー(特徴量情報・周波数解析法)を活用した指紋認証リーダー・認証基盤、顔認証ソリューション、ソフトウェア製品・ユニット製品の研究・開発・販売。バイオ事業(クライアント・サーバーシステム/多要素認証統合「EVEシリーズ」、万能認証基盤「Themis」、指紋認証機器「UBFシリーズ」)、マガタマ・FODO事業(FIDO準拠システム)、海外向けのアルゴリズムライセンス事業の3本柱で事業展開。FIDO対応生体認証ソリューション「magatama」プラットフォーム、ハイブリッド認証アルゴリズムの研究開発、顔認証ソリューションに注力。2014年生体認証ソフトの米ノックノックラブズ社(FIDOの中核的企業)と資本・業務提携(2018年総代理店契約)。2015年ウェラブル指紋認証機器「magatama」を発売。2016年顔認証機能を採用。2017AI技術を用いた指紋検索エンジンを開発。2018年東京大学と皮膚の微細構造の解析アルゴリズム・指紋センサーを共同開発、万能認証基盤「Themis」をリリース。2020年パナソニックの顔認証エンジンを導入、日立製作所<6501>とOEM契約(顔認証ソリューション)。主要取引先は日立グループ、ダイワボウ情報システム。
マネックス銘柄スカウターより
売買情報

取引履歴
◆2020年9月30日購入 308円 700株
⇒2021年1月18日売却 210円 700株
損益額・損益率
ー68,399(ー31.8%)
売買判断
購入および売却に至った理由は下記になります。
購入理由
SNSで個人投資家がおすすめしていたことで、同社を知りました。
菅政権が発足してデジタル関連銘柄が銘柄が買われる傾向にあり、同社も電子認証といったテーマに関連し、他のデジタル関連銘柄に比べて出遅れ感がある印象だったため購入。
業績予想もこれまでの赤字から黒字への転換を見込んでおり、需給の問題で下落したとしても現在より大きく下げる可能性は低いのではないかという点も後押ししました。
また、テクニカル的には週足チャートがコロナショックで底値をつけ、7月頃にコロナ前の水準まで一旦戻ったあとに、押し目をつけて再び上昇し始めたタイミングとなっていました。
デジタル系犯罪のニュースも増えており、今後もの定期的にセキュリティ関連銘柄は注目されることがありそうということで中期保有のつもりで購入しています。
売却理由
購入後に上昇のモメンタムは低下してきたものの、チャートに大きな崩れはありませんでした。
しかし、第3四半期の決算発表で進捗率が思わしくなく、GDで大きく売られます。
それでも通期業績に変更はなしでしたので、本決算に期待しようということで3ヵ月の塩漬けを決め、保有を継続していました。
いよいよ本決算が迫ってきたというところで黒字予想から一転赤字となる業績の下方修正が発表されたため、翌営業日の朝一で成行注文により売却しています。
学び

今回は珍しく余裕資金があったこともあり、SNSで知った銘柄をよく調べもせずに、デジタル関連という事業内容だけで購入してしまいました。
しかも購入時にはすでにテーマとして一相場終わった後だったようで、高値からの下落のタイミングであったことも反省です。
決算については持ち越す以上、リスクはついてきます。
私には進捗が良くなくても通期業績が黒字予想なら最終的に株価は戻ってくると考えて購入したがる傾向があるので、銘柄の過去の下方修正の傾向なども確認した上で購入する必要がありますね。
ただ、下方修正発表後にズルズルと塩漬けせず、スパッと損切りに踏み切れたのは良かったかなと思っています。