テーマ株

【1822】大豊建設 ~水害対策~

「テーマ株」とは、話題になっている材料に関連する事業を行っていたり、関連する業界に属していたりといった企業群のことを指します。

テーマ株は投資家の注目度も高く、活発に取引される傾向にあるため、短期間での株価の上昇も期待できます。

 

ポンコツ
「テーマ」は社会問題や画期的な新技術など、対象は多岐に渡ります

 

このコーナーでは、話題のテーマに関連する企業の事業内容やテクニカル・ファンダメンタルズの現状などを確認し、投資判断に役立てていきたいと思っています。

銘柄選定の基準として、小資金の投資家でも検討できるという理由から『株価3,000円以下』としています。

 

今回は『水害対策』に関連する銘柄である、こちらの企業を紹介していきます。

大豊建設のHPはコチラ

水害対策について

台風の襲来やゲリラ豪雨などによる「水害」への対策の必要性が増しています。

河川の氾濫はもちろん、都市部でも下水道などの処理能力を超える「内水氾濫」が注目され始めており、排水設備や防水設備の整備は国や自治体にとって急務といえる状況です。

また、水害対策の一環として土砂崩れなどへの対策も求められています。

会社概要

経営理念

「顧客第一」「創造と開拓」「共生」「自己責任」

事業内容

下記、大豊建設株式会社の事業内容になります。

中堅建設会社。社会インフラ整備を主力に国内土木事業(道路・橋梁、ダム、トンネル、震災復興、首都圏インフラ整備、国土強靭化工事)、国内建築事業(マンション・商業施設)を展開。水力ダム・港湾土木工事・高速自動車道・シールドトンネル・橋梁・鉄道駅等に実績、建築はマンション・商業施設・オフィスビル建設工事が主体。「ニューマチックケーソン工法」「シールド工法」「ドリーム工法」「ドルフィンドック工法」「泥土加圧シールド工法」など特殊技術の特許保有。東京湾アクアライン・レインボーブリッジ・台湾高速鉄道・台湾地下鉄の大型プロジェクトに参画。2004年旧森本組から営業譲渡を受け森本組に改称。

マネックス銘柄スカウターより

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大豊建設は、泥土加圧シールド、無人ケーソンの両工法で大型土木プロジェクトに参画している中堅の建設会社です。

セグメントとしては建築・土木・その他で構成され、建築と土木がそれぞれ5割近い売上高を占めています。

自然災害が増えており防災・減災の仕事は増えると予想される上、老朽インフラのリニューアルへの対応も求められる中、強みであるニューマチックケーソン工法泥土加圧シールド工法などの技術力を生かす場面が増えてくるのではないかと思われます。

では、多くの特殊技術の中から先に挙げた代表的な2つの強みについてみていきましょう。

泥土加圧シールド工法

シールド工法は、シールドと呼ばれる掘削機を用い、シールドの後ろ側でコンクリートブロックを組み立てながら、掘り進みます。

泥土加圧シールド工法では、シールドの前方で掘った土を練って泥土にすることで、安定的な掘削が可能になります。

広範囲な土質に適応性があり、用地の狭い都市部での施工に適しています。

 

普通は車の走っているところしか見えない道路ですが、その下には電気ケーブルや水道管、点検用通路や緊急避難路など大事なモノがいっぱい入っており、こうした工事の約7割で採用されているのが泥土加圧シールド工法になります。

また、近年は一時的にものすごい量の雨が降るうえ、雨が地中に染みこみません。

そこで、雨水を地下に掘った巨大なトンネルに収容し、地表にあふれるのを防ごうとする工事にもこの泥土加圧シールド工法が用いられています。

ニューマチックケーソン工法

地上であらかじめ造った鉄筋コンクリートの箱を地下に徐々に沈めていく工法です。

箱の下部にある作業室に、圧縮空気を送り込み、地盤を掘削するとき地下水が出ないようにして、施工性を高めています。

地下駐車場やポンプ場の建設などタテ穴を掘るのに適した工法になります。

それぞれの工法における直近の受注高・完成工事高の実績はこちらです。

2020年3月期 決算説明資料より

中期経営計画

まず、2017-19年の中期経営計画を振り返りですが、業績は計画を概ね達成しており、成長投資の準備を整えることができたと評価しています。

中期経営計画 2020-22年度より

これを踏まえて2020-22年では、自然災害の増加(集中豪雨が増え都市部の雨水処理能力が追いついていない)いう外部環境から都市部の雨水貯留施設の増設が必要とし、「ゲリラ豪雨を制圧せよ」というスローガンを掲げて取り組んでいこうとしています。

また、もう一つの外部環境である人口減少社会の到来を見据えた取り組みとして、①事業方針の明確化(建築事業分野・事業エリア)②公共事業形態の変革に対応という2点も挙げています。

そうした外部環境の中、100年企業を目指す大豊建設の事業と利益の基盤づくりとして、以下の3つの事業に注力する戦略を掲げています。

中期経営計画 2020-22年度より

これにより、事業規模としては2,000億円、営業利益率6.0%以上、ROE10.0%以上の達成、株主還元として連結配当性向30%以上の確保を達成させようとしています。

中期経営計画 2020-22年度より

業績・指標

売上推移

直近の決算では、単体の受注高は堅調に推移して計画値を上回り、受注残高は昨年を上回って過去最高値となっています。

完成工事高についても連結・単体ともに計画値を上回る結果です。

ただ、保有技術者数から見た施工キャパシティの上限に近い状態が続いている状況であるとのことですので、人材の採用と育成が急務ですね。

指標

7/10時点の株価は2,360円です。

PERPBRともに数値が低く、割安な水準となっています。

自己資本比率も合格圏ですが、配当については業績の見通しが立たないとの理由により、未定です。

ちなみに、2020年3月期の実績は1株あたり100円です。

チャート

7/10時点の週足チャートです。

コロナショック以降上昇を続けていましたが、現在は上昇一服といった状態です。

日足チャートでは長期線を支持線として緩やかな上昇基調を保っていますが、三角保ち合いの形成も考えられますので、明確なトレンド判断には慎重な見極めが必要です。

まとめ

九州では集中豪雨によって大変な被害が出ていますし、近年は豪雨災害が毎年必ずどこかで起こっているような状況が続いています。

株式投資は抜きにしても、同社の技術によって豪雨災害を少しでも防げるように頑張ってほしいと思います。

以上、大豊建設株式会社の銘柄紹介となります。

ここで紹介した内容は購入を推奨するものではありません。あくまでも、自己責任において投資判断をお願いします。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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