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信用倍率とは?数値の活用方法・信用取引と合わせて確認

ポンコツな私が投資に関する知識をつける為、「学ぶシリーズ」と題して様々な指標を掘り下げて学んでいきます。

今回は「信用倍率」についてです。

信用倍率とは

意味

信用倍率とは、信用取引における「買い方(信用買い)」と「売り方(信用売り)」の取り組み状況のバランスを示した指標になります。

信用倍率について掘り下げる前に、まずは“信用取引”について簡単に触れておきます。

信用取引とは

信用取引とは、現金や自身が保有している株式を証券会社に担保として預けることで、預けた担保の3.3倍の金額まで取引ができるという仕組みです。

この信用取引には、証券会社からお金を借りて株式を購入する「信用買い」と、証券会社から株券を借りてその株を売る「信用売り(空売り)」の2種類があります。

信用倍率の算出の際は、この「信用買い」と「信用売り」の残高を使用します。

算出方法

信用倍率の算出方法は、下記になります。

算出方法をみてわかるとおり、信用倍率は信用買い残高が信用売り残高の何倍かを示しております。

例えば、信用買い残高が50万株、信用売り残高が20万株であった場合の信用倍率は2.5倍となります。

50万株 ÷ 20万株 = 2.5倍

数値の見方

数値の基準

信用倍率は、1倍を基準とします。

数値が1倍より大きければ買い残が売り残より多いことを表し、1倍より小さければ売り残が買い残より多いことを表します。

数値の活用方法

一般的に、信用倍率が低い(信用売り残高の値の方が大きい)銘柄は株価の上昇が期待されます。

信用取引は証券会社からお金や株券を借りて行う為、最終的には返さなければなりません。

その為、1倍を下回る=「信用売り残高」が多いということは、今後の買い戻しによって株価の下支えや上昇に繋がってくると考えられるのです。

逆に信用倍率が高い(信用買い残高の値の方が大きい)銘柄は今後の売り圧力が強い銘柄と判断される為、株価が上がりづらくなると考えることもできます。

信用倍率が1倍を上回るか下回るかで、需給関係の方向性がみえてくる

時系列も確認

ただ、信用倍率はあくまで「割合」を示すのみである為、残高を考慮していません。

信用買い残高と信用売り残高の値が小さい場合は、少し数値が変動するだけで大きく倍率が変わることがあります。

この場合、一定期間の信用買い残高と信用売り残高の増減を時系列で確認することで、信用倍率が上昇傾向なのか下降傾向なのか判断するのに役立ちます。

この時系列の数値は、Yahoo!ファイナンスの個別銘柄ページで確認することができます。

需給の参考にする際は倍率だけでなく各残高の数値も確認するようにしましょう。

まとめ

信用取引はレバレッジのかけ具合を誤ると非常に危険ではありますが、自身の資産以上の取引を行うことができますので、より早く成果に結びつけることができるというメリットもあります。

信用取引を行うかどうかは自身の投資に対する考え方によりますが、信用倍率を確認するかどうかは別の話です。

信用倍率だけで今後の需給を判断するのはリスクが高いですが、近い将来の需給関係の目安としては、現物株取引のみを行う投資家にとっても確認する価値のある指標だと思います。

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