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新聞の定期購読はもったいない!?情報収集方法を見直し、新聞代を運用へ【日経テレコン(楽天証券版)利用】

皆さんは新聞を読んでいますか?

私が子どものころはポストに投函された新聞を取りに行くが朝の日課でしたし、朝食を食べながら新聞を広げる父の前で、裏面のテレビ欄をのぞき込んでいたことをよく覚えています。

しかし、最近はネットニュースで情報を得る方が非常に増えてきたこともあり、新聞を購読している家庭もかなり少なくなってきたように感じます。

実際、日本新聞協会が出しているデータでは年々新聞の発行部数は減っている状況です。

各年10月、新聞協会経営業務部調べ

しかし、社会人にとっては経済状況を把握する上で新聞は欠かせないものですし、株式投資を始めた方で経済に興味を持った方などが情報収集に使うツールとしても非常に有効です。

「新聞は読みたいけど、定期購読するにはちょっとお金が・・・」という方、とても多いのではないでしょうか。

私もその一人でした。

小遣い制のサラリーマンにとって、毎月の新聞代の支出は非常に痛いです。

そこでいろいろ調べてみると、経済情報の収集ツールの一つとして、「日経テレコンが利用可能!」という点をおすすめポイントとして謳っている楽天証券にたどり着きました。

楽天証券で口座開設をすれば「日経テレコン」というサービスが利用できるようになるのですが、今回は、そもそも「日経テレコン」とはどういうサービスなのか、楽天証券が提供するサービス(日経テレコン楽天証券版)との違いや注意点について詳しくみていきたいと思います。

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日経テレコンとは

まず、日経テレコンって何?という点をクリアにしたいと思います。

日経テレコンは、日本経済新聞社が提供するビジネス情報ツールです。

過去30年分の新聞・雑誌、企業情報など、750を超える情報源をワンストップで検索・収集できる、日本最大級の会員制ビジネスデータベースサービスになります。

日経テレコンの特徴

日経テレコンHP 「サービスと機能」より

日経テレコンの特徴として、ビジネスに直結するコンテンツとデータ・業務を効率化する多彩な機能という点が挙げられます。

日経テレコンは1984年にサービスを開始し、国内外のメディアや調査会社が有料で提供するコンテンツをデータベース化したものを30年以上に渡って提供しています。

情報の信頼性、カバレッジの広さ、時系列の蓄積といった強みを持ち、導入実績は東証一部上場企業の70%、国内外の約1万社で50万人以上のビジネスパーソンが利用しています。

データベース化した国内外の記事情報は1億本以上で、ビジネスのグローバル化やテクノロジーの進化に対応して海外メディアや専門分野のミクロ情報を拡充し、検索機能や各種サービスを追加・バージョンアップすることで進化を続けています。

日経テレコンのサイトはこちら

料金体系

日経テレコンの料金体系は、支払い方法等によって利用料金に違いがあります。

詳しくは下記をご確認ください。

日経テレコンHP 「ご利用料金」より*2021.3.1時点

最新の利用料金はこちら

コンテンツ

日経テレコンが提供しているコンテンツは、主に5つに分類されます。

  • 記事情報
  • 企業情報
  • 業界情報
  • 人事情報
  • 海外情報

記事情報:日経各紙や業界の専門誌など、500を超える媒体から調べたいキーワードや会社名を組み合わせて検索可能

企業情報:複数の企業テータベースから、企業情報、評点、リスク格付け情報などを1件ずつ閲覧でき、5~10期分の財務情報も閲覧・確認が可能

業界情報:日経が独自で体系づけた約550業種の業界レポートに加え、国内に限らず海外の市場調査レポートも閲覧可能

人事情報:5つの人物データベースから30万人以上の人物プロフィルを収録しており、社内歴・社外歴などの新聞には掲載されない情報も閲覧できる

海外情報:フィナンシャル・タイムズなどの海外の記事情報を多数収録し、海外の企業情報の検索もできる

このように、非常に幅広いデータや情報を閲覧できる魅力的なサービスとなっています。

楽天証券では全てのサービスが利用できない

ここまで日経テレコンの特徴をみてきましたが、ビジネスパーソンにとって非常に魅力的なサービスであるということがご理解頂けたかと思います。

冒頭で「楽天証券で口座を開設すれば日経テレコンの利用が可能」と書きましたが、注意が必要な点があります。

それは、楽天証券が提供しているのは「日経テレコン(楽天証券版)」であるという点です。

日経テレコン(楽天証券版)で提供しているサービスは、以下になります。

  • 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日本産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
  • 過去1年分の新聞記事検索
  • 日経速報ニュースの閲覧

過去の膨大なビジネス情報から欲しい情報をすぐに収集できるのが魅力の日経テレコンですが、楽天証券版では3日分の新聞閲覧や過去1年分の新聞記事検索といった制限がかかっており、配信内容も楽天証券用にカスタマイズされています。

投資家としての利用価値

先述したように、楽天証券版は直近の情報収集が主になります。

それでも情報としては十分で、ニュースや新聞などが毎日無料で閲覧できるのは十分過ぎるほどのメリットです。

実際私も楽天証券を開設したキッカケは、新聞を読みたいけどお小遣いが厳しいなというところからでしたし、日々の情報取得のみを目的とする場合は楽天証券の口座を開設して日経テレコン(楽天証券版)を利用すれば良いでしょう。

ただ、「せっかく証券口座を開設するなら資産運用もやってみようかな」と考える方もいらっしゃるのではないかと思います。

その場合、個別株投資における銘柄探しなどで過去の情報が欲しくなる場面も少なからずあります。

例えば、投資を検討している銘柄の業界について過去の情報を集めて分析をしてみたり、社長が交代したときなどに新聞では読み取れない過去の経歴や実績を調べて投資判断に役立てることができるかもしれません。

このように、投資家としての利用を想定してみると、楽天証券版の日経テレコンではニーズを満たせない可能性もあると言えそうです。

新聞代の使い方を再考

引き続き、投資家目線でのお話です。

投資を行うにあたっての情報収集方法の一つとして新聞を定期購読している方もいらっしゃるかと思いますが、その新聞代をもう少し有効に活用できないかということで、2つの案を提案してみたいと思います。

新聞代を日経テレコンへ

一つ目は、新聞代に少し手出しして日経テレコンを利用するパターンです。

これまで述べてきたとおり、日経テレコンは投資情報を深く収集する上で非常に魅力的なサービスですが、新聞に比べると少し割高です。

まず、新聞から日経テレコンに変更した際の金額的な変化を確認してみましょう。

日経新聞(紙面購読):月額4,900円(税込)

日経テレコン(オンライン契約):月額6,600円(税込)+情報利用料金

新聞との差額(損益):ー1,700円~ *金額は2021.3.1現在

日経テレコンでは従量制の情報利用料金がかかりますので、閲覧したコンテンツの数によって金額は変動しますが、最低でも1,700円の差額が発生します。

日々の社会情勢の把握を目的としているのであれば新聞購読でも十分ですし、もはやネットやテレビのニュースで事足りてしまうかもしれません。

しかし、株式投資で大切な資産を運用するにあたり、業界や企業の分析・過去情報などをしっかりと把握した上で投資判断に役立てたいということであれば、日経テレコンの情報は非常に有用となるはずです。

情報量の上乗せ分と差額を天秤にかけ、「日経テレコンの情報はやはり魅力的」「この差額なら許容できる範囲」と判断するのであれば、現在購読している新聞から日経テレコンに乗りかえるのも一つの手ですね。

新聞代を投資へ

もう一つは、日経テレコン(楽天証券版)を活用するパターンです。

楽天証券で口座開設をすれば日経テレコン(楽天証券版)を利用できるようになりますが、先述したとおり、日経テレコン(楽天証券版)では全てのコンテンツを閲覧することができないという点には注意が必要です。

そのデメリットが許容でき、新聞から日経テレコン(楽天証券版)に変えるということであれば、新聞定期購読との金額的な違いは次のようになります。

日経新聞(紙面購読):月額4,900円(税込)

日経テレコン(楽天証券版):月額0円

新聞との差額(損益):+4,900円 *金額は2021.3.1現在

日経テレコン利用と比較すると、6,600円の差が発生します。

膨大な情報量を買う金額として、高いと感じるかか安いと感じるかは人それぞれですね。

ただ、ここでもう一つ提案があります。

日経テレコン(楽天証券版)を選択し、浮いた4,900円の資金を投資に充てる方法です。

現在、100円単位の小額投資を行える証券会社が増えており、楽天証券でも100円単位から投資信託の積み立て等が可能です。

少し前に話題となった「3000円投資生活(横山光昭著)」のように、リスクを抑えながらも無理のない範囲で資産運用ができるというわけです。

例えば、これに余裕資金から少し上乗せして毎月1万円を積み立て、年率3%の収益が期待される低リスクな商品で運用した場合、何もせずに貯金しておくのとでは「10年後に19.7万円、20年後に88.3万円・・・」と、大きな差を生み出すことになります。

投資期間が長くなればなるほど複利の効果も大きくなり、30年続ければなんと222.7万円もの運用収益が見込めるのです。

もちろん、途中で積み立て額を増やせばさらに運用収益の上積みが期待できます。

このように、日経テレコン(楽天証券版)を利用することで、これまで新聞購入に充てていた資金を運用するという考え方もあるということは知っておいた方が良いと思います。

ちなみに、積み立て額と運用収益のシミュレーションは金融庁のサイトで試算が可能です。

積み立て金額や想定利回りをカスタマイズしての試算もできますので、興味のある方はやってみてください。

金融庁 投資の基礎知識

金融庁 投資の基礎知識 資産運用シミュレーションより

日経テレコン(楽天証券版)の利用方法

最後に、楽天証券で口座を開設して日経テレコン(楽天証券版)を利用する際の方法について触れておきます。

日経テレコン(楽天証券版)には、以下の3つのツールからアクセスすることができます。

  • iSPEED
  • Market Speed Ⅱ
  • Market Speed

特に複雑な操作などはありません。

口座を開設し、アプリやツールのダウンロードを行えばすぐに使えます。

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iSPEED

① メニュー>日経テレコン

② 「ご利用許諾条項」を確認し、「同意する」をタップ

③ 日経テレコン(楽天証券版)の画面が表示されます

*新聞を確認したい場合は右上のメニューから

Market Speed Ⅱ

① Market Speed Ⅱにログイン後、画面左のメニューから「ニュース」を選択

② 「日経テレコン21」を選択

③ 「同意する」を選択

④ 日経テレコン(楽天証券版)の画面が表示されます

Market Speed

① 「ニュース」タブを開く

② 「日経テレコン21」をクリック

③ 「同意する」をクリック

④ 日経テレコン(楽天証券版)の画面が表示されます

まとめ

コロナウイルスによってデジタル化が急加速している昨今ですが、情報取得の方法も実に多様になっています。

これまで当たり前であった「朝は朝刊を読み、寝る前にテレビでその日にあったニュースを見る」という生活を続けている方は、情報の取得方法や新聞代の見直し、そして運用といった選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

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