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短期的な支払い能力をチェック!流動比率の数値の見方と算出方法

ポンコツな私が投資に関する知識をつける為、「学ぶシリーズ」と題して様々な指標を掘り下げて学んでいきます。

今回は「流動比率」についてです。

流動比率とは

意味

流動比率は財務の安全性を示す指標で、企業の短期的な支払能力を表します。

具体的には、1年以内に支払わなければならない負債に対し、1年以内に現金化できる資産がどれくらいあるかを示す指標になります。

算出方法

流動比率の算出方法は、下記になります。

例えば、流動資産50億円、流動負債20億円の企業の場合、流動比率は250%になります。

50億円 ÷ 20億円 × 100 = 250(%)

流動比率は、「流動資産」「流動負債」によって算出されます。

流動資産 ・・・ 現金及び預金・受取手形・売掛金など、1年以内に現金化することが見込まれる資産

流動負債 ・・・ 支払手形・未払金など、1年以内に支払わなければならない負債

「流動資産」と「流動負債」は、貸借対照表にて確認することができます。

数値の見方

数値の基準

流動比率は、200%を超えていると優良と判断されますが、一般的には130~150%を超えていれば大きな問題はありません。

逆に100%を割っている場合、支払い能力が低く、業績が振るわなくなってくると倒産の危険性が高い企業と判断されてしまいます。

例外として、売掛金や売上債権などが少ない小売業や、棚卸資産が少ない電気・ガス等のインフラ系企業は流動負債も少ない為、流動比率が100%を割っていても倒産リスクが高いとは言い難い場合もあります。

業種の特性を分析した上で判断するようにしましょう。

流動比率は200%超えが優秀も、130~150%あれば心配なし

まとめ

投資判断をする上で、流動比率の数値だけで決断を下すことはないと思いますが、企業の財務面をより慎重に見極めたい場合はチェックした方が良い指標です。

単に数値が低いから危険だと判断するのではなく、企業や業種の特性を分析・理解した上で投資判断に役立てる様にしましょう。

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