株 × Excel

株価をリアルタイムでExcelに反映させる方法(RSSの活用)

皆さんは、株価をExcelのセル上に反映させたいと思ったことはないでしょうか。

各銘柄の情報については、証券各社のツールや投資情報サイトですぐに確認することができます。

ですが、株式投資の実践を積んでいくにつれ、”自分好みのフォーマットで株価を管理したい” ”仕事で使い慣れたExcel上で株価を管理したい”と考える方もいらっしゃるのではないかと思います。

今回は、リアルタイムで株価やPER等の情報をExcelに取り込む方法として、RSS(リアルタイムスプレッドシート)をご紹介致します。

RSSとは?

RSSとは、特殊な関数を用いて株価などの市況情報をExcelのセル上に反映させることができるツールになります。

使い慣れたExcelに情報を取り込むことで様々な計算に応用でき、自分の好みに合わせて自在に編集が可能になります。

どこで手に入る?

RSSのサービスを提供している証券会社としては楽天証券と岡三オンライン証券が挙げられますが、35日間の利用で¥5,093の利用料金がかかる岡三オンライン証券に対し、楽天証券はなんと無料です!

利用するためにはマーケットスピードというツールと連携する関係上、マーケットスピードもダウンロードする必要がありますが、このツールがまた非常に優れモノです。

銘柄分析や市況情報を得る上で非常に便利なツールなので、RSSを利用するためにもダウンロードしましょう!

追記(2021年7月)

楽天証券より、最新の機能を搭載したマーケットスピードⅡ RSSのサービスが提供開始されました。

マーケットスピードⅡ RSSの設定についてはこちらで詳しく解説していますので、合わせてご確認ください。

エクセルで株価を自動更新!自作シートにリアルタイムで株価を取得するための設定方法

続きを見る

楽天RSSでできること

まずは動作環境の確認

パソコンに詳しくない方は、”動作環境”などというワードが出てくると自分には難しいのではないかと感じる方もいるかもしれませんが、安心して下さい。

私もRSSを利用しようとした際、何度試してもExcelに値を取り組むことができずにパソコンの前でしばらくフリーズした経験があります(笑)

よく調べてみると、この”動作環境”が関係していた様です。

まずは下記の表をご確認下さい。

私が何度やってもできなかった理由は、赤枠内にある"32bit""64bit"の部分が問題だった様です。

もしダウンロードしてもExcelに取り込めない場合は、自身のExcelが動作環境に対応しているかどうかを確認してみましょう。

Excelが動作環境に対応しているかの確認方法

① Excelを起動します

② 「ファイル」タグをクリックします。

③ ダイアログのリストより「ヘルプ」を選択します。

*Excel2013/2016の場合は「アカウント」を選択

④ 表示された右側画面の「Microsoft Excelのバージョン情報」欄に記載されています。

*Excel2013/2016の場合は「Microsoft Excelのバージョン情報」横の「?」をクリックします

さて、ここまでが問題なければ、いよいよアドインの登録に入ります。

アドイン登録方法

動作環境が問題なければ、アドインの登録を行います。

順を追って作業すれば難しい内容ではありませんので、一気にやってしまいましょう!

① Excelを起動します

② 「ファイル」タグをクリックします。

③ ダイアログのリストより「オプション」を選択します。

③ Excelのオプションより「アドイン」を選択します。

④ 下部にある、「設定」を選択します。

⑤ 「アドイン」にて、「参照(B)」を選択します。

⑥ 「ファイルの参照」にて、「コンピューター」を選択します。

⑦ 「コンピューター」にて、「OS(C:)」をダブルクリック(マーケットスピードの保存先を選択)します。

*Win7 64bitの場合は「OS(C:)」にて「Program Files(x86)」をダブルクリックして下さい。

⑧ 「OS(C:)」にて、「Program Files」をダブルクリックします。

⑨ 「Program Files」にて、「Market Speed」をダブルクリックします。

「Market Speed」フォルダの直下に「MLauncher(.exe)」のみ存在し「Market Speed」が存在しない場合、同列階層等をご確認ください。

⑩ さらに、「Market Speed」をダブルクリックします。

⑪ 「Realtime Spread Sheet(.xla)」をクリックし、「OK」を選択します。「開く(O)」から、「OK」へ変更になります。

*Excel2016をお使いの場合は、「アドイン」→「すべてのファイル」に変更すると、「Realtime Spread Sheet(.xla)」が表示されます。

⑫ 「アドイン」‐「有効なアドイン(A)」内の「Realtime Spread Sheet」にチェックが入っていることを確認し、「OK」で終了します。

⑬ Excel2010では「アドイン」タブ内にRSSアイコンが生成されます。

以上で設定は完了です、お疲れ様でした!

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楽天RSSで確認できる項目

Excelに取り込める項目は非常に多く、2019年12月末時点で150の項目を確認することができます。

株価以外で確認できる主な項目としては、下記になります。

その他にも多くの情報を取り込めることができますし、取り込んだ情報を数式に当てはめて別の指標や管理したい数値を計算することもできます。

このように、単に数値を取り込めるだけでなく、自身が管理しやすいように編集できる点が、Excel管理の最大のメリットとなります。

Excelへの取り込み方

設定が完了したら、起動してみましょう!

数式登録エディタを起動するには、2つの方法があります。

1)アドインタブにある赤いアイコンをクリック
2)右クリックからRSS数式登録画面(R)をクリック

表示させたいセル上でエディタを起動し、銘柄コードや表示させたい情報項目を選択したら、「登録」を選択します。

まとめ

楽天RSSの設定・使用方法については以上になります。

これまで手入力で数値を更新していた方にとっては、RSSの活用でかなりの手間が省けると思います。

各証券会社から様々な取引ツールが提供されていますが、RSSも使い方次第では非常に強力なツールとなりますので、活用してみてはいかがでしょうか。

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=関連記事=

2021年6月より、マーケットスピードRSSが進化したマーケットスピードⅡ RSSの提供が開始されました。

最新版を利用したい方はコチラをご確認ください。

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