ポンコツの日々

トビラシステムズの決算を見てみる(2020年10月期 第3四半期)

先日、保有株であるトビラシステムズ【4441】の第3四半期決算が発表されました。

内容を簡単に見ていきたいと思います。

事業内容

トビラシステムズは、詐欺電話や悪質な営業電話などをブロックする迷惑電話フィルタを活用したサービスを展開しています。

同社は「頑張れ!創業社長!!」でも取り上げていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

【4441】トビラシステムズ =目指せテンバガー=

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決算ハイライト

決算説明資料より、ハイライトを抜粋します。

2020年10月期 第3四半期 決算説明資料より

第3四半期については、新型コロナウイルスの影響により売上高が対前四半期で2.1%、営業利益が同5.5%の下振れとなっています。

その理由として、第2四半期では一時的な売上が計上されたのに対して、第3四半期では一時的な売上がなかったこと、第2四半期で大きな成長要因となった効果的な共同プロモーションが第3四半期では実施できなかったことを理由に挙げています。

同社のサービスは携帯ショップでの機種変更や契約プラン見直しの際のオプションパック加入が基本的な成長モデルですが、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言や携帯ショップの営業時間短縮が事業の一時的な成長鈍化に繋がった格好です。

ただ、この第3四半期における最後の月の7月には、月間利用者数の増加も回復傾向となり、今後の成長に対して明るい材料も確認できています。

2020年10月期 第3四半期 決算説明資料より

また、2020年7月末をもって、当社サービスの月間利用者数が1,000万人を突破しています。

とくに今期に入ってからは利用者数は大幅に増加しており、前期末と比べ、すでに2倍以上の月間利用者数を達成しています。

決算概要

下の表は、対前四半期・前年同期比の数値です。

2020年10月期 第3四半期 決算説明資料より

第3四半期の売上高は対前四半期では2.1%の減少となり、営業利益については同5.5%の減少となりました。

しかし、前年同期比で見ると売上高は134.8%となり34%以上の上昇、営業利益は152.9%となり50%以上の成長で、年次ベースでの比較では順調に成長しています。

第2四半期の決算説明会時には、下期以降で将来の売上高成長のために広告宣伝費等のコストを積極的に使っていくという話がありましたが、より効果的な広告宣伝の使い方の検討を進めており、この四半期においてはそこまで使わなかったという結果になったようです。

次に、通期計画に対する業績進捗の表です。

2020年10月期 第3四半期 決算説明資料より

売上高は73.5%、営業利益は80.4%の進捗率となっており、全体的に順調な推移です。

同社のビジネスは迷惑情報をフィルタリングするサービスのストックビジネスのため、基本的には売上高や利益が積み上がる特徴があり、上期で計画を上回った分の貯金が第3四半期の低成長を補い、通期計画に対しては順調な状況が続いています。

通気業績見通し

2020年10月期 第3四半期 決算説明資料より

通期の見通しについて、2つの理由で通期業績見通しおよび配当予定についての修正を行わないとのことです。

1つ目は、引き続き新型コロナウイルスが終息していないことにより、業績に与える影響が不透明であるということです。

2つ目は、今後、上振れた利益については中長期的な成長のために研究開発費やソフトウェア開発費、広告宣伝費といった分野に配分する予定であるという点です。

具体的には、将来の成長事業として位置付けているビジネスフォン向けフィルタサービス、特に「トビラフォン Cloud」への投資を想定しているということで、以上の2つの観点から、通期業績見通しおよび配当予定については修正を行わないということになっています。

まとめ

4月に緊急事態宣言が出され、その影響により携帯ショップの営業が縮小されたことで、売上の成長を支える「月間利用者数×単価」の契約モデルにおいて、オーガニックな月間利用者数の増加率が鈍化しました。

しかし、7月には月間利用者数の成長率が回復していることから、同社ではこの四半期が新型コロナウイルスによる影響の一番の底だったと考えているようです。

 

これまで述べてきた通り、業績自体は順調ですが、目先は材料出尽くしとなって株価が大きく下げる結果となりました。

決算説明資料を読む限りはまだまだ成長フェーズという印象で、会社としても4Qは積極的に研究開発費やソフトウェア開発費、広告宣伝費といった分野にコストをかけていくと発表していますので、本決算時も投資先行の内容になることが予想されます。

次の見どころは、2021年度10月期の通期予想がどれぐらいの成長率で発表されるか、ですかね。

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