今、世の中はwith コロナという考え方のもとで新しい生活様式を取り入れ、人々の生活が大きく変わろうとしています。
そんな中、今日はコロナ後の不動産についての記事を目にしました。
内容としては、「テレワークの普及により都心にオフィスを構える必要性がなく、加えて住居は駅近である必要性もなくなり、都心の不動産価格は暴落する。また、都心が過疎化することによって周辺の飲食店も立ち行かなくなる。」といったものでした。
これを読んで改めて不動産について考えました。
まず、個人的には現在都心にオフィスを構える企業が、都心からどんどん撤退していくような事態にはならないと思っています。
ただ、フロア数の縮小を検討する企業はかなり多いのではないかとは思っており、これまで5フロアを使っていた企業がフリーアドレスの3フロアにして家賃を抑えるといったことはかなり発生しそうです。
いずれにせよ、テレワークが普及するといっても全く出社しなくてよいといったわけではなく、週に2.3日はテレワークOKのような運用になるかなと思いますので、やはり都心の不動産価格はそれなりの価格を維持するのではないかと思います。
一方で住宅関連の方を考えると、出社する回数が減ればあまり都心に近い立地にこだわる必要性もないかと思いますので、今まで利便性を追求していた人が郊外まで視野を広げて検討するといった可能性はありそうです。
また、これが一番可能性が高いと個人的には思うのですが、間取りにはテレワーク向けの小部屋が増えるという変化がみられると考えています。
一般的な2LDKや3LDKに、防音性に優れた鍵付きの「テレワーク用小部屋」が加わったときにどう表現するのか(2LDK+T?)はわかりませんが、これからはなくてはならない部屋になっていくのではないでしょうか。
私は子供の年齢的なタイミングと、転勤の可能性が限りなく0に近い状況となったという理由で、昨年の秋頃にマンションの購入を検討していました。
しかし、やはり23区内での購入は予算的に厳しかったため、今は物件探しなどもしていないのですが、これからの住居や働き方のスタンダードがどうなるかわからない状況ですし、結果として買わなくて良かったのかなと思っています。
テレワークが当たり前になってくると、小部屋づくりのためにリフォームが流行りだすかもしれません。
近い将来、「テレワーク用小部屋関連」などといったテーマ株がトレンドに上がってきたりして・・・。