本日大引け後、保有株であるトビラシステムズ【4441】の第2四半期決算が発表されました。
内容を簡単に見ていきたいと思います。
事業内容
トビラシステムズは、詐欺電話や悪質な営業電話などをブロックする迷惑電話フィルタを活用したサービスを展開しています。
同社は「頑張れ!創業社長!!」でも取り上げていますので、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
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【4441】トビラシステムズ =目指せテンバガー=
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決算ハイライト
決算説明資料より、ハイライトを抜粋します。

こちらを見てもわかるように、売上高、営業利益については上期計画に対して上振れています。
新型コロナについては、業績に大きな影響はなかったようです。
また、今四半期のトピックとして、東証一部への市場変更とトビラフォン Cloudサービスの開始を挙げています。
トビラフォン Cloudは、「リモートワーク」関連のサービスとして今後の需要拡大が見込まれます。

決算概要
下の表は、対前四半期・前年同期比の数値です。

先述のように、売上高・営業利益については前年同期比で大きく伸長していますが、経常利益・当期純利益については前年同期比でマイナスとなっております。
しかし、これは東証一部上場に伴う一時費用(約2,560万円)の影響によるものですので、この一時費用がなければ経常利益も前年同期比で2ケタ成長をみせていたことになります。
実際、上期の業績進捗率に関しては経常利益・当期純利益を含めて、計画を大きく上回る進捗となっています。

また、自己資本率は約70%となっており、財務状況においても安定性が非常に高い状況となっています。

通気業績見通し
上期は計画に対して上振れで進捗しており、非常に順調な印象を受けます。
では通期はどうでしょうか。
同社は、下期への新型コロナの影響が不透明であるとし、現時点では業績見通し・配当予定の修正を行っていません。
第3四半期以降は感染の再拡大や経済活動の再開状況によってリスクもあるとし、以下のような分析をしています。

プラス要因であるトビラフォン Cloudについてですが、テレワークの推進は今後も続くと思われますので、記載されているように契約企業数の増加は見込まれると思います。
問題はリスク要因ですが、懸念されている内容は確かに気になるところではありますね。
今期はキャンペーン実施の効果もあって大幅に利用者数を伸ばすことができましたが、第3四半期以降の利用者数の推移によっては成長の鈍化に繋がる可能性がありますので、注視が必要かと思います。
まとめ
コロナの影響が少ないディフェンシブな銘柄だと判断して購入しましたが、予想通り、影響としては軽微でした。
しかも、コロナ禍でも順調に業績を伸ばしており、テレワークの推進により今後はトビラフォン Cloudの注目度もさらに高まってくると思います。
ただ、直近では大きく値を上げ過ぎている感も否めないので、短期的にどういう値動きになるかは、明日になってみないとわかりません。
個人的には明日は大きく下げたとしても、2~3日で落ち着いて上昇トレンド継続してくれるといいなと思っていますが、さてどうなるでしょうか。