先日、どうしても飛行機に乗らなければならない事態になった為、羽田に向かいました。
緊急事態宣言中という事もあって空港にはほとんど乗客の姿はなく、各航空会社のスタッフが暇を持て余す様に持ち場に立っているだけです。
こんなに人がいない空港は初めてで、航空業界の悲惨な現状を目の当たりにすることとなりました。
少し前の話になりますが、株式投資を行っている人であれば一度は聞いたことがあるであろうウォーレン・バフェット氏が、自身が率いるバークシャー・ハサウェイの株主総会で航空株を全て売却したと明かして話題になりました。
彼は「人々が3~4年後に、昨年までと同じくらい飛行機に乗るかわからない」といったことを語ったそうです。
まさに、その通りだと思います。
政府は「新しい生活様式」を取り入れるように要請を始めており、コロナの長期化への懸念からしばらくはこれまでと全く同じような行動は難しいと考えられます。
個人レベルではオンライン飲みやオンライン帰省など、今回のことで実際に飛行機に乗って会いに行かなくても顔を見て話したりすることに慣れてきたと思いますし、今後は当たり前になっていくと思います。
また、企業もわざわざ経費を使って人を行かせなくてもオンライン上で片付く業務がかなり多いことに気づき、対応がより加速していくでしょう。
来年はオリンピックがありますが、海外からの渡航客もすぐに戻るかというと疑問です。
航空会社の株は公共性も高い為今が仕込み時だという声も聞かれます。
豊富な資金があるならそれも良いかと思いますが、私は小資金で運用中です。
今買ってジッと上がるのを待っていると資金効率が非常に悪いので、私は航空業界の購入は見送りたいと思います。