ポンコツの日々

ジーニーの決算を見てみる

本日は、先日発表された2020年3月期の株式会社ジーニーの決算を見ていきたいと思います。

事業内容

ジーニーは、ウェブサイトやスマートフォンアプリ上に各々の閲覧者に合った広告を瞬時に選択し表示させる技術であるアドテクノロジーを使って、インターネットメディアや広告主の広告収益や効果を最大化させるシステム(プラットフォーム)を提供しています。

同社はリアルタイムにインターネット広告枠を取引できる技術であるRTB(Real Time Bidding)によってインターネット広告を配信しています。

RTBは広告の表示ごとにオークション方式で最も高単価な広告を配信する仕組みで、ユーザーがサイトにアクセスしてから選択された広告が表示されるまで、平均0.1秒以下という速さで行われているそうです。

ジーニーでは、下記のアド・プラットフォーム事業とマーケティングソリューション事業の2つに、「海外事業」を加えた3つの事業を行っています。

GENIEE HP「投資家情報」より

アド・プラットフォーム事業で参入しているSSP市場では、2016年度よりトップシェアを確立しています。

また、アド・プラットフォーム市場の市場環境については、インターネット広告市場・デジタルサイネージ市場共に今後も更なる成長が見込まれています。

2020年3月期 決算説明資料より

さらに、マーケティングソリューション事業を展開するデジタル・トランスフォーメーション市場では、ビジネスモデルの変革や新規ビジネスの創出を目指して規模が拡大しておりますし、海外事業についても国内以上の成長スピードで拡大するアジアのインターネット広告市場において、市場シェアの向上が期待できます。

2020年3月期 決算説明資料より
2020年3月期 決算説明資料より

2020年3月期 業績

今回は決算発表に先駆けて4月23日に業績の下方修正が出され、先日の決算発表もほぼ修正された数値通りのものとなっています。

2020年3月期については黒字化を予定していましたが、残念ながら新型コロナの影響もあって赤字継続となってしまいました。

ただ、売上高については微減となったものの、「事業ポートフォリオマネジメントの強化」等の重点施策を推進し、収益構造の見直しを行ったことで収益性は大きく改善されています。

2020年3月期 決算説明資料より

利益面については収益性の高いサービスへの転換が進み、売上総利益率が着実に上昇しています。

事業別の業績ハイライト

それぞれの事業の業績ハイライトは下記になります。

2020年3月期 決算説明資料より

新型コロナウイルスの影響

まず、従業員については原則として全従業員を自宅勤務としていますが、事業継続にあたってはリモートでの対応を行い、体制整備に努めているとの事です。

次に業績面ですが、決算説明資料では下記の通り発表されています。

2020年3月期 決算説明資料より

私の勤める会社でも今期は販管費は大きく削られていますが、やはり他社も同様の様で、広告を扱うジーニーにとっては少なくない影響が出ています。

2021年3月期についても、アド・プラットフォーム事業ではトラフィックの増加が見込まれる一方で広告主の予算縮小によって出稿の抑制が発生することが予想されますし、マーケティングソリューション事業においてはデジタルトランスフォーメーションの加速による需要拡大が期待できる一方で、展示会等の自粛に伴う与件創出への影響や見込み客の投資抑制等の発生が予想されています。

引き続き、保有継続

今期は残念ながら黒字化を達成できませんでしたが、新型コロナの影響による期ズレ案件を取り込み、来期こそ黒字化を達成して大きく成長してほしいと思います。

3Q以降は収益性の改善も進んでいますし、このまま継続保有でいくつもりです。

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