私は2017年より独学で株式投資を始めました。
親や友人など、周りに株式投資をしている人がいなかったため初心者向けの投資本を参考にトライ&エラーを繰り返しながら、現在まで退場せずに株式投資を継続しています。
始めたばかりのときに手に取った投資本については下の記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
さて、この記事では「著名投資家の考え方を知る!」ということで、著名な投資家やSNS・ブログなどでよく名前を知られている方々が出している投資本を紹介します。
ただ、私はマンガ世代なこともあって分厚くて内容が難しく、文字ばかりの本が苦手です。
今回はそんな私でも最後まで読むことができて、尚且つ学びの多かった投資本としておすすめの6選を紹介したいと思いますので、参考になれば幸いです。
目次
有名投資家・ファンドマネージャーの著書

『投資の王道(株式ネットトレード基本編)』
こちらは2007年に発行された書籍なので少し古いのですが、古本屋に並んでいたのをたまたま見つけて購入しました。
非常に有名な元ファンドマネージャーである新井邦宏さんの著書です。
2007年の本なので今の時代には合わないかもしれないと思いつつ手に取ったのですが、書かれている内容は株式投資の『本質』を突くことばかりで目からウロコでした。
「株式ネットトレード基本編」ということで非常に基礎的な内容が中心ですが、その一つ一つに対して『なぜそういう考え方をしなければならないのか』という理由や本質的な部分が詳しく掘り下げて書かれていますので、非常に学びの多い一冊でした。
この本の良かったところ
- 株式投資における指標や行動に対する『本質』は何かを考えるようになる
- 新しいことを言っているわけではなく、株式投資の基本的な部分をより深く理解できる
- 細かい実践的なテクニックが事例を交えながら詳しく解説されている
『バフェットの銘柄選択術』
投資家であれば誰もが知っているウォーレン・バフェット氏の銘柄選択における術をまとめた本になります。
バフェット氏に関連する書籍は非常にたくさんありますが、2002年に発売されてからも未だに売れ続けている良書です。
『投資の神様』といわれるバフェット氏がどういう視点に着目して企業を分析・選択しているのかといった内容が詳細に記してあります。
中長期投資を行っている投資家は必読の一冊です。
この本の良かったところ
- バフェットの銘柄選択における考え方を知ることができる
- 分析時に着目すべき点において、その背景や理由が明確に記されていて理解しやすい
- 基礎編と応用編に分けられており、理解すべき順序が明確で読み進めやすい
SNS・ブログ界隈の有名投資家の著書

『割安成長株で2億円』
サラリーマンをしながら株式投資を行っている弐億貯男さんの書籍です。
割安成長株投資を実践されており、資産はすでに3億円が射程圏内に入っている個人投資家ですが、人気ブログ「サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみました。」を運営をされているブロガーさんでもあります。
普段相場を頻繁に確認できない兼業投資家のお手本のようなその手法は、私を含めたサラリーマン投資家にとって非常に参考になる点が多いです。
短期で大きく増やしたいという方には向かない書籍ですが、リスク管理をしながら堅実に運用を行いたい方にはおすすめです。
この本の良かったところ
- 株式投資を始めてから「億り人」になるまでの流れを成功事例として知ることができる
- 初心者でも可能な再現性の高い手法を具体的に学べる
- サラリーマンをしながらでも実践可能な手法であり、専業だけでなく多くの兼業投資家が参考にすることができる
『本気で稼ぐ株式投資の教科書』
現役の銀行員であり、Twitterやブログなどで株式投資に関する発信をしているたりたり社長さんの著書です。
知識・経験がゼロの状態から利益を出すことを目標に書かれたということで、株とは何かというところから詳しく解説されています。
また、最近のトレンドである米国株やETFといったところを詳しく学べる点もおすすめです。
一つの経済トピックがどう市場に影響を与えるのかという視点が持てるようになり、これまでの投資本とは一味違った内容ですので、ぜひ読んでみてほしい一冊です。
この本の良かったところ
- 初心者に限らず正しい投資の方法を学べる、まさに教科書的な一冊
- 小手先のスキルではなく、経済の仕組みから紐解いて株式投資の勝率を上げることができる
- 個別株投資を行うまでに踏むべきステップと身につけるべき知識を丁寧に順を追って解説してくれる
『世界一楽しい決算書の読み方』
Twitterで財務諸表に関する発信をしている大手町のランダムウォーカーさんの著書です。
私は決算書を読むのが苦手だったのですが、この本を読んでから決算書に対する見方が大きく変わりました。
決算書といえばなんとなく数字を把握するぐらいのものだったのですが、この決算書をしっかり読み解くことで企業の戦略まで理解できるようになるということがよく理解できます。
実際の有名企業の事例を使って謎解きのように読み進められますし、株式投資に限らずビジネスマンとしても非常に役立つ一冊です。
この本の良かったところ
- 貸借対照表(B / S)、損益計算書(P / L)、キャッシュフロー計算書(C / S)の違いが理解できるようになる
- 単に解説するだけでなく、クイズ形式で進められるため読んでいて飽きない
- 知っている企業の決算書を使っているため事業内容をイメージしやすく、企業ごとの戦略やビジネスモデルの違いが理解できて面白い
『会社員をしつつ、株で元手40万から月250万ちょい稼いでいる件 』
会社員をしながら少ない手元資金を大きく増やした、まつのすけさんの著書です。
会社員をしながら資産を増やしたという点では先に紹介した弐億貯男さんと同じですが、業績に対して割安な銘柄を探したり企業の成長期待でジッと待つ弐億貯男さんに対し、まつのすけさんの手法は点で儲けていくようなイメージですかね。
ご本人はイベント投資と名付けていて、各イベントごとに値動きの法則を見つけ出し、優位性の高い方に投資するという投資方法です。
ひとつひとつの手法は丁寧に解説されていて再現性も高いため、資金が少ない方は取り入れてみても面白いと思います。
この本の良かったところ
- いろいろな投資手法を一冊で知ることができる
- それぞれの手法の再現性が高く、大きく資産を減らすリスクが少ないものが多い
- アイディア次第で利益の取り方はいくらでもあるのだと考えさせられる
まとめ
株式投資で成功し、大きく資産を増やした投資家はたくさんいます。
それぞれ手法は違いますが、共通して言えることは成功している投資家は自分のスタイルが確立しているという点ではないでしょうか。
トライ&エラーを繰り返しながら経験を積んでいき、自分に合った手法を見つけて愚直に実践している方が大きく資産を増やせていると思います。
成功者の手法や考え方を参考にしつつ、自身のスタイルを確立していけるといいですね。
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