1月に中国武漢市から世界中に広まった新型コロナウイルス。
株式市場ではコロナショックとして多くの投資家に多大なる影響を与えています。
東日本大震災やリーマンショックを経験していない私にとって、これほどの暴落や乱高下は初めての経験です。
この経験を今後の投資に活かすべく、状況と心境を書き留めておきたいと思います。
目次
時系列

- 1月16日 国内で初の感染者確認
- 1月28日 国内初、人から人への感染を確認
- 2月5日 クルーズ船(ダイヤモンド・プリンセス号)で集団感染判明
- 2月8日 武漢在住の日本人死亡(日本人で初の死者)
- 2月11日 WHO 病名を「COVID-19」とする
- 2月27日 安倍首相、全国の小中高校に休校を要請(3月2日から)
- 2月28日 TDL・USJが休園を発表
- 3月1日 東京マラソン 市民ランナーなしで実施
- 3月2日 世界の死者が3,000人を突破。小中高校の休校を開始
- 3月5日 中国・韓国からの入国規制強化を発表(3月9日から)
- 3月8日 イタリア北部 封鎖
- 3月9日 日経平均 一時20,000円割れ。NYダウ 一時2,000ドル超安で売買停止。プロ野球・Jリーグの開催延期
- 3月11日 春の選抜 中止。イギリスを除く欧州からの入国禁止
- 3月12日 WHOがパンデミック認定。俳優 トム・ハンクスがコロナ感染
- 3月13日 アメリカ 国家緊急事態宣言発令
- 3月16日 日銀 追加の金融緩和発表し、ETFの買い入れを6兆円から12兆円へ
- 3月22日 イタリアで死者5,000人超え、感染者59,000人で中国超え
- 3月24日 東京五輪 2021年への延期決定
- 3月25日 東京都知事 週末の外出自粛を要請。NY株 反発により過去最大の値上がり幅を記録(2,112ドル)
- 3月27日 東京都・大阪府で週末の外出自粛要請。英ジョンソン首相がコロナウイルスに感染
- 3月29日 芸人 志村けん(70)コロナにより死亡
始めは中国で大変なことになっているなぐらいの感覚でしたが、1月16日に国内初の感染者が出て、クルーズ船のニュースで一気に注目を浴びた印象です。
その後、2月の中旬から下旬にかけて感染者数が増えていき、イベント自粛などの雰囲気の中、何らかの対応を迫られていた政府が27日に発表した突然の小中高校の休校要請により大きく混乱。
3月に入ると世界各地コロナウイルスが猛威を振るい、4月に入る頃にはアメリカ・ヨーロッパで爆発的に感染者が増加する事態となりました。
市況

まず、1月中旬から3月末までの簡単な市況です。
メモ
2019年末からの良好な相場環境の中、年が明けても日経平均は24,000円超えにチャレンジしている状況でした。
コロナの影響が出始めたのは1月27日週からで、日経平均が乱高下を繰り返します。
2月に入って少し持ち直して地合いが好転の兆しをみせる場面もありましたが、2月25日週にNYダウが窓を開けて下落すると日経平均も一気に21,000円付近まで急降下しました。
3月頭まで21,000円付近で踏み止まっていた日経平均ですが、3月9日週に入ると下落が加速し、3月19日に1番底となる16,358.19円をつけるまで一気に暴落。
その後リバウンドをみせ、日経平均の3月31日終値は18,917.01円で取引を終えています。
以下、日経平均とNYダウのチャートになります。


こちらは、コロナウイルスの国内の感染者数と国別感染者数推移です。


取引実績

3Week~13Week(1月20日~4月3日)の取引実績です。
8Weekと12Weekに大きな損切りを行い、それぞれの損失額は当時の運用資産の15%・12%を占め、この2ヵ月で運用資産の30%近くを失ったことになります。

1月末時点でコロナ関連のニュースは連日報道されており、日経平均も乱高下を繰り返し始めていました。
2月上旬頃までは決算時期ということもあり、決算の結果で市場も動いている印象でしたが、中旬から下旬に差し掛かる辺りでNYダウの下落を皮切りに21,000円辺りまで一気に下げます。
ちょうど決算をみてUBICOMホールディングスを購入した後で、この時期は含み損がどんどん拡大していきました。
途中、損切りしようと試みたタイミングは何度かあったのですが、相場の乱高下も重なって、下げていく状況を眺めることしかできずに損失額を拡大させての損切り実行となりました。
最後に損切りの決め手となった理由を、当時の取引メモから引用します。
”直近安値として意識していた昨年12月末の安値を下回ってきたことと、NY市場で過去最大の下落幅を記録した点を考慮し、ポンコツ投資家には手に負えない状況だと判断して損切りを実行。”
3月上旬の時点では、ネットやSNS上では「待ってました!」とばかりに暴落による仕込み時を歓迎する声で溢れていましたが、日経平均が20,000円を割った3月9日からの下落で状況は一変し、仕込み時だと声を上げていた個人投資家の数は中旬以降で一気に減った印象です。
私自身も上旬は仕込み時だと思って新規銘柄を購入していますが、その後の1ヵ月は再び含み損で動けない羽目になりましたし、大きな損切りも行いました。
ちなみに、3月27日にディア・ライフの損切りを決断した際の理由は以下です。
- 日本でも感染者が再び増加傾向にあり。来週以降でまた全体的に大きく下げるのではないか(300円台前半まで下落する場面も出てくるのではないか)
- 不動産がらみからは一旦ポジションを外したい
- 2番底が来たときに買いに行くための資金作り。
総括

1~3月に感じた市場心理としては以下のようなイメージです。
1月下旬:中国でコロナウイルスが猛威を振るうも、国内への影響は軽微だろう。
2月上旬:コロナの影響で日経に影響が出始めるも、決算本格化により銘柄物色意欲旺盛。
2月中旬~下旬:日経平均21,000円辺りまで下がったことで「仕込み時」ムードとなり、個人投資家から喜びの声多数。
3月上旬:コロナの影響大きくなるも、市場の雰囲気はまだまだ楽観的な印象。
3月中旬:日経平均が20,000円を割り、NYダウが暴落したあたりから状況一変。下旬にかけて多くの個人投資家が退場。(SNSの声激減)
3月下旬:オリンピックの延期が決まりそうな雰囲気になったあたりからリバウンドの兆し。一旦の悪材料出尽くし感。
4月へ突入~
以上、私が感じた市場動向でした。
自身の記録用の意味合いが強い為、まとまりがなくて恐縮です。
4月以降についても、今後の参考に頃合いを見てまとめたいと思います。