先日、「コロナとポンコツ投資家の動き」として1~3月の動きをまとめました。
今回は続編として、この経験を今後の投資に活かすべく、4~5月の状況と心境を書き留めておきたいと思います。
時系列

- 4月2日 パチンコ・カラオケなどが週末臨時休業。テニス 全英オープン中止決定
- 4月3日 1世帯30万円の現金給付を決定
- 4月6日 7都府県(東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・福岡)への8日からの緊急事態宣言発令を決定
- 4月8日 緊急事態宣言発令。愛知県が独自の緊急事態宣言を10日に出すことを決定
- 4月16日 全都道府県に緊急事態宣言発令。
- 4月17日 一人当たり10万円の一律給付を実施すると発表
- 4月20日 米WTI原油先物が暴落し、史上初のマイナス。
- 5月4日 緊急事態宣言の延長を発表(31日まで)
- 5月21日 大阪・京都・兵庫の緊急事態宣言を解除
- 5月25日 緊急事態宣言を全面解除
4月のトピックとしては、ついに緊急事態宣言が出されたという点と特別給付金の支給決定だと思います。
なかなか出さない緊急事態宣言に国民のフラストレーションが限界に達しつつあった中、6日にようやく発令されたという感じです。
はじめは7都府県に限定しての発令でしたが、対象から漏れた愛知県が独自の緊急事態宣言を発令するなど、国と地方自治体の連携が全く取れていなかった上、支援体制に関しても後手後手の対応でした。
しかし、ようやく全国民に一人当たり10万円の給付を決めたことでいくらか不満が収まり、日本人の我慢強い国民性もあって、みんなで自粛期間をなんとか乗り越えようという風潮に変わっていきました。
5月に入ると出口戦略が議論されるようになり、数値的に治まりをみせていた関西の3府県から緊急事態宣言の解除に踏み切るといった流れになっています。
チャート
日経平均の日足チャートです。(3~5月)

3月19日に底打ちしてから一時的にリバウンドをみせ、緊急事態宣言の発令を機に株価は上昇を始めます。
その後は2番底に怯える日々を過ごしていましたが、日銀のETF購入による下支えもあり、予想外に上昇を続けることになります。
また、下は同時期のNYダウの日足チャートですが、概ね、同じような動きとなっています。

こちらは、コロナウイルスの国内の感染者数と国別感染者数推移です。


取引実績

14Week~21Week(4月6日~5月29日)の取引実績です。

1~3月では、-177,067円と大きな損失を出しました。
取引回数は12回で、内訳は購入7回・売却5回となっており、5回の売却のうち4回が損切りです。
コロナショックの底入れとなった3月19日週の含み損はー151,733円となっており、非常に厳しい状況が続いていました。
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新型コロナウイルスとポンコツ投資家の記録(1~3月)
しかし、3月上旬に購入した「メドピア」が遠隔医療関連銘柄として大きく上昇し、底入れ後の含み損をどんどん吸収していきます。
それに加えて、4月に入ってから購入した「Kudan」が当たりでした。
元々は上場から株価25,000円まで上がった銘柄ですが、コロナショックの影響で2,000円台で購入することができ、リバウンド相場に乗ってメドピアと共に含み益を拡大させていきます。
以下、Kudanの購入を決めた際の理由を4月6日のブログより抜粋します。

その後、含み益が非常に大きかったメドピアとKudanを5月中旬に売却し、378,600円の利益確定となりました。
この大きな利益確定は、株式投資を始めてからのマイナスを完済し、ついにプラスへと転じさせてくれた記念すべき取引となりましたので、私にとってコロナショックは現時点ではプラスに働いています。
また、利益確定した資金で現在保有している「トビラシステムズ」と「ピアラ」を購入しました。
トビラシステムズは枚数も多く、総資産に占める割合も大きいので、今後の上昇に期待したいと思います。
まとめ
今回の暴落は、これまでのリーマンショックや東日本大震災の経験が当てにならない相場だという意見が多いです。
株式市場が実体経済と連動していない状況ですし、今後、第2波がきたり各企業の通期実績が明らかになる頃にまた少し荒れそうな予感はありますので、気を抜かずに相場と向き合っていきたいと思います。
目標はブレずに、「退場しないこと」です。