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【株×EXCEL】配当金や配当利回りをエクセルで管理する

近年はFIREやセミリタイアを目指す方が増えており、『配当』による不労所得を目的として株式投資を行っている個人投資家が非常に増えてきていますね。

配当目当てで保有銘柄を増やしていくと、問題となってくるのが管理です。

配当は企業の業績によって左右されますし、株式市場では日々株価が変動しますので、購入時は魅力的な配当利回りであったとしてもその高い配当利回りがずっと続くとは限りません

無配に転落していたのを気づかずに保有を続けてしまっていたという事態だけは避けたいですね。

そこで今回は、エクセルを活用してリアルタイムに配当利回りを管理する方法をご紹介します。

リアルタイムに情報を取得する

エクセルで株式投資関連情報を管理する最大のメリットは、自分好みに加工・編集ができる点です。

各証券会社が提供している取引ツールは非常に便利ですが、エクセルであれば自分が必要な情報のみを表示したり、同じ情報でも自分の好みに配置できたりするため、自由度が格段に上がります。

また、関数などの計算機能によって自分だけの指標をつくってシステムトレードを行うなんていうことも可能でしょう。

ケルン
やり方次第でいろいろなことができますね!

そんな便利なエクセルですが、マーケットの最新情報の更新を自分でしなければならないという最大の課題があります。

日々変化する株式市場の世界では情報の遅れが大きな損失を生む可能性があるため、最新情報への更新は必須です。

しかし、監視や保有する銘柄が増えれば増えるほど、非常に手間がかかってしまいますね。

そんな大問題を一気に解決してくれるのが、楽天証券が提供しているマーケットスピードⅡ RSSというサービスです。

楽天証券のRSS使用で作業負担を大幅に軽減

楽天証券のマーケットスピードⅡ RSSは、リアルタイムのマーケット情報をエクセル上に取り込んでくれるサービスです。

楽天証券に口座を所有しているだけで、誰でも無料で利用可能になります。

このRSSを活用すれば、エクセルでのマーケット情報管理における最大の課題である情報更新の手間が一気に省けますので、大幅な作業負担の軽減に繋がりますね。

ケルン
こんなにありがたいサービスが無料で利用できるとは・・・

楽天証券のマーケットスピードⅡ RSSの使い方や設定方法については下の記事にまとめていますので、合わせてご確認ください。

保有株の配当・配当利回りを管理する

ここからは、楽天証券のマーケットスピードⅡ RSSを活用して配当を反映させる方法や配当利回り算出のやり方についてみていきます。

マーケットスピードⅡ RSSの基本的な使用方法についてはコチラの記事で確認しておくとよいかと思います。

Excelで自分だけの株取引ツールをつくる!マーケットスピードⅡ RSSで株価をリアルタイムに取得

続きを見る

準備ができたらマーケットスピードⅡを起動し、RSSを使用できる状態にして実際にやってみましょう。

配当を反映させる

まずは「投資情報」からダイアログボックスを表示させ、銘柄コードの入力方法を決めていきます。

マーケットスピードⅡ RSSで配当を反映させるには「直接入力」と「セル参照」の二通りの方法があります。

「直接入力」は銘柄コードを入力して抽出したい情報のみを反映させたい場合に使いますが、おすすめは「セル参照」です。

仮に配当を抽出した場合、数値だけではどの銘柄の配当なのかわからないため、必ず銘柄の名称は必要になります。

また、情報管理をよりわかりやすくするために銘柄コードや現在値なども合わせて反映させたくなるかもしれませんし、管理したい銘柄数が一つだけとも限りません。

このように、多くの情報を反映させたい場合は「直接入力」だと一つ一つのセル全てにRSSでの「投資情報」の設定が必要になるため、非常に手間がかかります。

ケルン
銘柄数や情報が増えれば増えるだけ、大変な作業になりますね・・・

しかし、「セル参照」ならあらかじめ一つの銘柄に対して抽出したい情報を設定しておくことで、その設定をコピーして流用することができます。

そのため、複数の情報を抽出する可能性がある場合に備えて、あらかじめ「セル参照」を活用するようにしておくのがおすすめです。

では、「セル参照」で配当を抽出するまでの流れをみていきましょう。

手順としては、次のようになります。

簡単な流れ

  • 「投資情報」をクリック
  • ダイアログボックスの銘柄コードの「セル参照」にチェック
  • 参照したいセルを指定
  • 取得項目から「配当」を選択
  • 表示させたいセルを指定
  • 「登録」ボタンをクリック

では、例として「A2のセルに銘柄コードを入力してE2のセルに配当を反映させる」というような設定をしてみましょう。

「投資情報」ダイアログボックスの入力は下のようになります。

これで「登録」ボタンをクリックすれば設定は完了です。

では試しに、トヨタ自動車【7203】の配当を反映させてみましょう。

A2セルに、トヨタ自動車の銘柄コードを入力します。

すると、すぐにE2セルに配当が反映されました。

配当を反映させる方法はこれだけです。

ケルン
とっても簡単ですね!

せっかくなので、銘柄名・市場名称・現在値・配当落日も同様の方法で反映させましょう。

ダイアログボックスの「取得項目」と「表示開始セル」の部分を調整するだけですね。

全て設定すると下のようになります。

では次に、反映させた情報を使って配当利回りを算出してみましょう。

配当利回りを算出する

配当利回りはRSSの取得項目にないため、自身で算出する必要があります。

まず、配当利回りの算出方法をおさらいしておきましょう。

計算式

配当利回り(%)=1株当たりの配当金(予想値)÷株価

配当利回りは、1株当たりの配当金(予想値)を株価で割って求めます。

では先ほど反映させた情報をつかい、G列に配当利回りを表示させてみましょう。

計算式は下のようになります。

ここで【enter】を押すと、配当利回りが算出されます。

しかし、このままだとわかりづらいので、リボンの ”%” をクリックします。

最後に小数点以下をどこまで表示させるかを調整して終了です。

今回は小数点第二位までの表示としてみました。

エクセルならこんなこともできる

最後に、エクセルならではのメリットを活かした使用方法を紹介したいと思います。

一瞬で同じ抽出条件の設定をコピー

ここまで楽天証券のマーケットスピードⅡ RSSを活用して配当の抽出や配当利回りの算出方法を確認してきましたが、管理したい銘柄が一つだけというケースは少ないのではないでしょうか。

ポートフォリオや監視銘柄などにおいては、情報を抽出・管理したい銘柄数が数銘柄~数十銘柄に及ぶことがほとんどだと思いますが、数十銘柄全てにおいて一セルずつマーケットスピードⅡ RSSの設定をしていくのは手間がかかりますね。

そんなときは、エクセルの「フィルハンドル」を使って一気にコピーするのがおすすめです。

*フィルハンドルとはセルの右下部分で、ポインタを合わせると十字に変わる部分です

フィルハンドルを使ってコピーすれば2つの手順でコピーできるため、非常に簡単です。

コピーの手順

  • RSSの設定や計算式を入力したセルを選択
  • コピーしたい行までフィルハンドルをドラッグ

では先ほどの設定を例に、銘柄を増やしてみましょう。

まず、RSSの設定をしたB~F列、配当利回りの計算式を入れたG列をまとめて選択します。

そして、フィルハンドルをコピーしたい行まで下にドラッグします。

今回は15行目までコピーしてみました。

F15のセルを確認すると、しっかり関数が反映されているのがわかります。

最後に、A列に情報抽出したい銘柄のコードを入力すれば完了です。

受け取れる予定の配当金額を算出する

ここでは、エクセルの強みである”計算”をもう少し活用してみましょう。

先ほどは複数銘柄の配当と配当利回り算出を目的とした表を作成しましたが、これを使って受け取ることができる年間配当金の目安額を算出したいと思います。

手順としては次のようになります。

年間配当金目安の算出手順

  • 保有単元数を入力
  • 銘柄ごとの受け取り予定配当金額を算出
  • 全銘柄の受け取り予定配当金額を合算

まず、それぞれの銘柄で保有している単元数を入力します。

次に、銘柄ごとの受け取り予定配当金額を算出します。

これは、 配当 × 保有単元数 で算出できますね。

そして一つの銘柄で算出ができたら、先ほど同様にフィルハンドルをドラッグして計算式を全銘柄にコピーします。

各銘柄の受け取り予定配当金額が算出できたら、全てを合算します。

関数の「オートSUM」をクリックして合算したいセルを全て選択しましょう。

これで、年間の受け取り予定配当金額の算出は完了です。

今回の例では、439,700円となっていますね。

わかりやすいようにアレンジしてみる

最後に、作成した表に少しアレンジを加えて見やすくしてみましょう。

例えば、下のように罫線を引いたり色をつけてあげたりするだけでも見やすさは格段に上がります。

これ以外にも、配当がないところや配当利回りが自身の求める基準を下回る銘柄に色をつけたり、配当利回りが高い順に並べ替えたりといったことも可能ですね。

自分好みにアレンジできるところがエクセルの最大のメリットですので、自身が管理しやすいようにいろいろとアレンジしてみてください。

なお、今回は楽天証券のマーケットスピードⅡ RSSの使用を前提として解説しました。

まだ口座をお持ちでない方は口座開設の必要がありますので、まずは楽天証券で口座開設の上、マーケットスピードⅡ RSSを活用してみてください。

\マーケットスピードⅡ RSSの活用はこちらから/

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マーケットスピードⅡ RSSについての詳しい説明はこちらの記事をご確認ください。

マーケットスピードⅡ RSSの設定方法はこちらの記事にて画像付きで詳しく解説しています。

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