私は2017年の9月から、株取引を始めました。
始めるにあたっていろいろと調べていくと、非常に多くの成功者の手法や専門家の意見が手軽に取得できる反面、株を始めたばかりという人の情報は少ないと感じました。
本記事では、金融知識”0”の普通のサラリーマンが株を始めた時の思考や行動を、自身の体験をベースにお伝えしたいと思います。
これから株取引を始めようと思っている方、始めたばかりで不安な方の参考になれば幸いです。
口座開設
最初のハードル

私が株を始めるにあたって最初に悩んだのは、家族に株を始めることをどうやって認めてもらうかという点でした。
そんなこと?と思われるかもしれませんが、むしろこれが一番の問題でした。
今でこそ若年層を中心に資産形成に対して積極的に取り組んでいこうという風潮ができつつありますが、世の中の大半の人は”株は危険”というイメージが先行し、まだまだ株取引を行うことについては否定的です。
私の家族も考えが保守的ですので、損をする可能性があるというだけで難色を示し、銀行に預けておく方が安全と思い込んでいるタイプです。
そんな家族に口座開設というハードルをクリアさせてくれたのが、楽天証券でした。
日経テレコンに救われる
楽天証券には、口座を開設した人に対するサービスの一つとして日経テレコンが無料で利用できるというものがあります。
私は、新聞代わりの情報が無料で読めるから口座を作りたいという口実で、なんとか口座開設を開設することができました。
おかげで小遣いからコツコツ捻出した資金を基に、投資の世界へ飛び込むことに成功したのです。
もちろん家計に必要な資金を使って取引をしようという考えはなく、自身で捻出した余裕資金で取引を行うつもりでしたが、家族のお金に対する考え方が違う場合は非常に大きな壁として立ちはだかるのが証券口座開設だと思います。
共感してくれる方は結構いると思うのですが、どうでしょうか(笑)
ちなみに、この口座開設に関してはおすすめ方法として記事にしていますので、ご興味があればご覧下さい。
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パートナーも納得!株式投資を始めたい人が証券口座開設の賛同を得る方法
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勉強と実践
よく出てくる言葉

本や雑誌などのいろいろな情報に触れる中で、投資手法は違っても共通して何度も見かける言葉がかありました。
今回は例として2つ挙げてみます。
◆損切りは大事
◆株は自己責任
他にもたくさんあると思いますが、初心者の私としてはやけに目にした覚えがありますし、これに関しては実際その通りだと今も思います。
始めはやはりSNSでフォロワーが多い投資家やYahoo!ファイナンスの掲示板といった情報に敏感に反応してしまうと思いますが、周りに流されて成功したケースはほぼありませんでした。
投資の世界では自分の利益が全てですので、自身が儲けを確定させたいが為に株価が上がる様に煽ったり、心理的に揺さぶられることが多々あります。
株で損をしても誰も助けてくれませんので、自分自身が納得して売買をすることが大事ですし、他人の言いなりでは成長もありません。
損切りを確実に実行しながら損失を最小限に止め、実践の中で自身の判断による経験を積むことが大事だと思います。
ブログ

さて、無事に口座開設を行い、なけなしの小資金を入金して取引の準備が整いました。
いろいろと学んでいく中で株式投資に関する知識を蓄えていきましたが、実践を行うにあたって有益だなと感じたのは日々の保有銘柄や取引実績を公開しているブログでした。
基本的な株価指標の意味やチャートの見方などは本やネットなどですぐに拾うことができますし、身につけた方が良い知識です。
ただ、現在進行形でどういう銘柄をどういう理由で売買しているのかといった情報を公開しているブログは非常に参考になりますし、何より自分も頑張ろうというモチベーションに繋がりました。
しかも無料。
活用できるものは全て活用しましょう。
4ヵ月間の実績
確定損益

私が証券口座に最初に入金した金額は、35,000円です。
ふざけてるのかと言われそうですが、元々余裕資金があまりなかったことと株取引という未知の世界への恐怖心から、とりあえず何回か経験してみてから入金額を増やしていこうと思い、今思えばお試しにもならない金額からスタートしています。
35,000円では購入できる株式がかなり限られますが、パチンコなどのギャンブルも一切しない私からすると、恥ずかしながら結構思い切ったつもりでした。
ただ、結果として少額の資金で数回取引をしたことは、取引ツールに慣れることや失敗しても損失がかなり少ないという点で非常に良かったと思っています。
ちなみに、株取引を始めてからの初めての利益確定は、パイオニアの取引で利益確定した900円でした。
取引ツールと格闘しながら4回目の取引で初めて利益を得たのですが、たった900円とはいえ、なんとも言えない喜びを感じたことを今でも覚えています。
その後少しづつ入金額を増やしながら取引を行った結果、4カ月間の取引実績(手数料含まず)は+9,794円でした。
取引回数
取引記録から、4カ月間の確定損益率毎の取引回数を出してみました。

見て頂くとわかるように、損益率が±1.9%のレンジだけで50%以上を占めています。
この頃はとにかく値動きが気になり、少しの上下動ですぐに損益確定を行っていました。
自身の投資手法などもちろん固まっていませんし、始めたばかりで単純に取引がしたい時期であったということも影響しています。
ちなみに、2018年は1年で取引数が112回、2019年は46回であったことを考えると、最初の4ヵ月がいかに取引したがりの時期だったかがわかるかと思います。
このように、始めたばかりの時は株価が気になって無駄な取引が増える傾向にありますので、購入する理由や目標株価、損切り目安などを想定しておくと、多少は余裕を持って相場と向き合えるのではないしょうか。
取引記録のすすめ

株取引に関する情報を集める中で、”取引記録をつけた方が良い”というアドバイスを見かけることがあったと思います。
私も取引記録は初めての取引からずっと記録しています。
項目は下記です。
参考
- 銘柄【コード】
- 買付日と売却日
- 買値・売値と単元数
- 購入理由と売却理由(心境含む)
- 損切り目安の金額
- 損益額と損益率
⑤、⑥辺りは個人の好みかと思いますが、①~④は履歴として残した方が良いと思います。
自身がどういう理由(気持ち)で売買をしたのかを振り返ることで、自身の取引の傾向や成功事例・失敗事例を次に生かすことができます。
始めのうちは自分を客観的にみるためにも、ぜひ取引記録に取り組みましょう。
ちなみに、下記は私の直近のポンコツ取引の際に書いた記録です。。


まとめ
以上が私の4ヵ月です。
もちろん、始めてすぐにどんどん資産を増やしていくような方もいらっしゃるでしょうが、ポンコツな私はこんな感じでした。
これから株式投資を行ってみようという方にとって、少しでも参考になることがあれば幸いです。