2019年に新規上場を果たしたオーナー企業を紹介する「頑張れ!創業社長」のコーナーです。
このコーナーは、テンバガー銘柄の発掘を狙いとしております。

株式投資を行うなら一度はテンバガー銘柄を保有してみたいと思う方も多いと思いますが、過去の傾向より、テンバガー銘柄の共通点として下記の条件が挙げられます。
- 時価総額300億円以下
- 上場してから5年以内
- 株価が500円以下の低位株
- オーナー企業で、創業者が筆頭株主
他にも業種や成長性などの条件を挙げられることもありますが、概ねこのような条件の銘柄がテンバガー銘柄となる可能性が高いです。
このコーナーで新規上場のオーナー企業を紹介することで、憧れのテンバガー銘柄選びの参考にして頂ければと思います。
今回は、2月に上場したこの企業を取り上げます。

目次
創業社長
社長紹介
では、見事上場を果たした創業社長をご紹介します!
河村 康弘社長です!!

HPにはコメントのみで、残念ながらお顔は拝見できませんでした。
河村社長は1966年生まれ。
1960年に株式会社フロンティアインターナショナルを設立され、代表取締役社長に就任されています。
株主へのメッセージ
株式会社フロンティアインターナショナルは、平成31年2月28日に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。
当社は、創業以来29年間、お客様を始め関係各社様の温かいご支援により幅広い案件に恵まれ、毎年僅かながらではありますが継続的な事業拡大を積み重ねてまいりました。
この場をお借りして、皆様方には心よりお礼申し上げます。
今後においても、消費者に今までにない体験機会の場を提供する企業として、刻々と変化するプロモーションの潮流に機敏に対応すべく、役員はじめ従業員一丸となって一層邁進してまいります。
さらに、上場を機に株式公開企業としての自覚を有し、皆様方に信頼され、広く社会に貢献できる企業となるよう精進を重ねる所存です。
ここに謹んでご挨拶申し上げますと共に、今後とも、より一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
HPより引用
変化の激しいプロモーション業界で、29年の実績を積み上げています。
上場企業として、更に成長していってほしいですね。
では、どういう会社なのかを見ていきたいと思います。
会社概要
経営理念

”CHALLENGE" ”DREAM" "ADVANCE"の3つを掲げ、「生活者と企業をより密接に結ぶコミュニケーションの創造に努め、より豊かな社会生活の一助となることで、社会貢献を実現」することを企業理念としています。
常に時代に合ったサービスと提供しなければならない為、現状維持というより常に新しいものを探っていくという印象が強いですね!
事業内容
下記、株式会社 フロンティアインターナショナルの事業内容になります。
プロモーション事業会社。
イベントプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、デジタルプロモーション、店頭販売支援の企画・制作・運営・実施サービスを提供。
大手広告代理店との取引を中心に、外資・その他広告会社、クライアントとの直接取引。
Experience Soluton Companyとして複合的な要素を組み合わせたプロモーション提案を推進。
主要取引先はADKアーツ、博報堂プロダクツ。
引用:マネックス銘柄スカウター
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株式会社フロンティアインターナショナルグループは、企業及び団体のマーケティング活動におけるプロモーション事業の請負、企画の立案、制作、運営業務を、各営業組織が企画から運営までを一貫して行うワンストップ体制で提供しています。
グループとして行っているプロモーション事業は、下記の6つです。
- イベントプロモーション
- キャンペーンプロモーション
- PR
- スペースプロデュース
- デジタルプロモーション
- 店頭販売支援事業
クライアントのマーケティング課題を6つのプロモーション事業を用いて解決し、消費者へ良質なブランド体験・顧客体験を届けます。

また、子会社であるセルコム株式会社及び株式会社フロンティアダイレクトは「店頭販売支援事業」を行っており、中国・インドネシア共和国でも子会社がそれぞれ広くプロモーション事業を行っています。
業績・指標
売上推移

売上・利益ともに右肩上がりのグラフになっています。
テンバガーを目指す上では、成長性の鈍化が気になるところです。
普通に投資する上では、十分魅力的ですね。
指標

1/8現在の株価は3,450円です。
時価総額的にはテンバガーの要件を満たしていますが、株価が高めですね。
自己資本率も高く、ROEも非常に優秀な水準です。
PERも20倍となっており、それほど割高感のない状況です。
配当はまだなしですね。
チャート

上場からの週足チャートです。
第2四半期の好調な決算進捗を受け、決算前から一気に2倍近く上がってしまっています。
ここまで上がってしまうと手を出しづらいですが、21年4月期の四季報の1株当たり当期純利益(EPS)予想を踏まえると、そこまで割高な水準でもないと判断できます。
まとめ
割高感もそこまで強くなく、収益性も高い為非常に魅力的な銘柄です。
数年以内のテンバガーとなると、株価水準や成長性の面で難しいかもしれません。
ただ、ラグビーワールドカップ関連の貢献が本格化する下期や、今年の最大のイベントである東京オリンピックでの頑張り次第では一気に株価が駆け上がる可能性もあります。
そういった意味では、21年4月期の決算時に夢を見ることができる銘柄かもしれませんね。
以上、株式会社 フロンティアインターナショナルの銘柄紹介となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。