2019年に新規上場を果たしたオーナー企業を紹介する「頑張れ!創業社長」のコーナーです。
このコーナーは、テンバガー銘柄の発掘を狙いとしております。

株式投資を行うなら一度はテンバガー銘柄を保有してみたいと思う方も多いと思いますが、過去の傾向より、テンバガー銘柄の共通点として下記の条件が挙げられます。
- 時価総額300億円以下
- 上場してから5年以内
- 株価が500円以下の低位株
- オーナー企業で、創業者が筆頭株主
他にも業種や成長性などの条件を挙げられることもありますが、概ねこのような条件の銘柄がテンバガー銘柄となる可能性が高いです。
このコーナーで新規上場のオーナー企業を紹介することで、憧れのテンバガー銘柄選びの参考にして頂ければと思います。
今回は、2月に上場したこの企業を取り上げます。

目次
創業社長
社長紹介
早速ですが、見事上場を果たした創業社長をご紹介します!
安藤 広大社長です!!

メガネがおしゃれな社長さんですね。
安藤社長は1979年の大阪生まれ。
2002年に早稲田大学を卒業後、NTTドコモに入社。2006年にジェイコムホールディングスへ入社され、主要子会社のジェイコムにて取締役営業副本部長などを歴任された、元ラガーマンです。
『伸びる会社は「これ」をやらない!』などの書籍も出されており、Twitterでは日々、悩める経営者へのアドバイスをつぶやいています。
株主へのメッセージ
株式会社 識学は、2019年2月22日 東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。
これもひとえに皆様方の暖かいご支援の賜物と心より御礼申し上げます。
私たちはこれまで「識学」と称する独自の理論を通して多くの組織問題を解決してきました。
働き方改革が提唱されている昨今、職場における過重労働、パワハラ、離職による人手不足など各社抱える問題は山積みです。その問題の本質は組織内に発生している「誤解」や「錯覚」にあります。
識学は、組織内の誤解や錯覚がどのように発生するのか、どのように解決できるのかの答えを持っている理論です。組織に発生している誤解や錯覚を紐解くことで組織が円滑に回るようになり、働く人たちが成長し多くの有益性を発揮する環境を作れるようになります。
「識学を広める事で人々の持つ可能性を最大化する」という理念のもと、一つでも多くの会社の成長をお手伝いさせて頂けるよう、これからも役員はじめ従業員一丸となってより精進して参る所存であります。
今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。HPより引用
識学という理論に自信を持ち、これを広めることで企業の問題解決のサポートがしたいという思いが伝わってきますね!
では、どういう会社なのかを見ていきたいと思います。
会社概要
経営理念
識学を広める事で 人々の持つ可能性を 最大化する
ここでも、識学に対する圧倒的自身が垣間見られます。
事業内容
下記、株式会社 識学の事業内容になります。
コンサルティング会社。
人の意識構造を分析した独自開発理論「識学」の原理に基づき、抽象度の高い知見から日々の組織運営に適用可能な解決策を開発したマネジメントコンサルティングサービスを展開。
事業内容は「識学」を使った経営・組織コンサルティング、経営陣・幹部層向け研修。その他、プラットフォームサービスとして識学クラウドによる組織診断・動画復習・評価制度運用支援・日常業務支援、webサービスの開発・提供等。
識学の提供領域拡大(M&A領域でのサービス開始、企業以外組織への適用拡大、B2Cサービス/企業中間管理職)。
2019年チェンジ<3962>と共同で人材の生産性を可視化するためのデータアナリティクスサービス開始。
引用:マネックス銘柄スカウター
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識学は「経営者・マネージャー・部下、全ての社員が無駄なストレス無く、仕事に集中できる組織」を作り上げ、成果をあげる為のマネジメント理論と定義されています。
経営者へは、
- 業績の向上
- 離職率の低下
- 経営者の変化
をもたらし、導入企業の社員へは、
- 明確化される評価基準
- 人間関係の回復
- 残業時間の削減
- 社長との距離感の変化
をもたらすことで、組織内の意識・思考のズレを取り除き、ハイパフォーマンスな組織を作り上げます。
業績・指標
売上推移

きれいな右肩上がりのグラフです。
売上・利益共に2ケタ成長を続けており、順調に成長しています。
投資対象としては非常に魅力的ですね。
指標

1/7現在の株価は1,663円です。
時価総額的にはテンバガーの要件を満たしていますが、少し株価が高めですね。
ROEは非常に高いですが、PERからみると割高な状況です。
高い成長率を維持できる様であれば、投資対象として十分検討できると思います。
配当はまだなしですね。
チャート

上場からの週足チャートです。
8~9月にかけて底入れし、短期線は上昇トレンドを形成しつつあります。
底値を切り上げながら上昇していますので、このまま中期線が反転して支持線となり、直近高値を超えてくるようであれば上昇トレンドに乗っていけそうですね。
まとめ
テンバガー銘柄としての要件を多く満たしていますが、現在の株価水準だと達成は難しいかもしれません。
2ケタ成長をこのまま続けていき、もう少し株価水準が下がってくればもしかしたらというところでしょうか。
この銘柄でテンバガーを目指すのであれば、長い目で見ていく必要があると思います。
以上、株式会社 識学の銘柄紹介となります。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。